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HCM・・・肥大型心筋症


猫の肥大型心筋症。

心臓は筋肉で出来ています。
肺で酸素を受け取った血液が心臓に入り、心臓は収縮をして
その血液を全身に送るためのポンプの役割をはたします。
心筋症はその筋肉で出来ている心臓の壁が厚くなる病気です。

心臓(心室)の筋肉が厚くなると、その分入ってくる血液の容量が減ります。
ポンプ役の動きをしても、全身に血液が行き渡らなくなります。
これではマズイ・・・と心臓がもっと一生懸命動いて血液を送ろうとします。
心臓が過剰に収縮を繰り返す事で、呼吸困難や血圧の上昇、
血栓が出来てしまい足などに麻痺が起きたりします。(激痛を伴うそうです。)

治療法はありません。対処療法しかありません。
発症したら治る事はないということです。
人間ならば心臓移植・・・そういう選択肢もあるのかもしれませんが・・・。

メインクーン・ラグドール・ノルウェージャンフォレストキャット
などの純血種にこの病気が多く、
さらに最近では遺伝子が深く関与している
先天性の発症が多い事がわかってきました。

HCMの遺伝子を持った子で、
2本の遺伝子がHCM遺伝子の場合、
かなりの高い確立でHCMの発症がみられます。
2本の遺伝子のうち1本がHCM遺伝子の場合は、
数字上では50パーセントの確立で発症すると言う事になります。

遺伝性の場合、発症は、比較的若い年齢の子に見られます。
男の子は特に若くして発症する子が多いようです。
女の子は発症までに時間がかかる子も多いようなので、
HCM遺伝子を持っていながら、繁殖に使われてしまう事があります。

父親か母親、またはその前の代、つまりはその子の血統のラインに
1頭でもHCM遺伝子を持っている子がいたら、遺伝する可能性は高くなります。
遺伝性のHCMを無くすためには、HCMの遺伝子を持つラインを絶つしか、
つまりは、子孫を残さない(繁殖しない)しか方法はありません。
ブリーダーの資質や誇りと、譲り受ける側の知識が問われます。
私も無知でした・・・・。

現時点で、遺伝子の検査は日本では出来ません。
米国の大学へサンプルを送り検査をしてもらいます。


ちゃお・・・・サンプル送りました。
ポシティブでした。
遺伝子を持ってました。
2本のうち、1本はHCM遺伝子があり
もう1本はノーマルでした。
確立としては単純ではありますが50%・・・。

HCMを発症する可能性がある、と言う事実からは逃れられないようです。
もしかしたら、今もゆっくりと進行してるかもしれません。
??と思う状態の時があります。考えすぎかもしれませんが・・・。

精密検査、心臓エコー・・・・躊躇しています。
病院へ行くだけで、このまま倒れてしまうのではないかと思うほどの
呼吸困難になるからです・・・。
それに、猫の心臓エコーで正確な診断ができる獣医は
ここにはいないと思うからです。

今のかかりつけの獣医さん、悪いところではないし設備も最新だけど
HCM検査に関しての見解には疑問を感じます。
まずはレントゲン、血液検査その他でチェックして異常があればエコーだそうです。
レントゲンなんかでHCMに関しての異常はわかりません。
血流の異常も見つけられません。
レントゲンでひと目見て心臓の形が変だと分かる段階では遅いのです。
私としては無用な検査をせずに、安全で負担がないエコーだけにしたいのに。
そう主張しても意見が合いません。 
HCMエコーの自信がないの?
儲け主義なの?
不信感がある以上、気持ち的にもこの病院では無理です・・・。


今はちゃおに、いかに穏やかにストレスを与えず、充実した生活をさせてあげられるか・・・・。
毎日、そればかり考えてます・・・。

HCM・・・肥大型心筋症_b0006801_2524247.jpg

by tsukishimo | 2007-06-19 02:18 | ちゃお